|
2008-02-09 Sat 18:58
ぼくはあの後、仕方なく生きていた、死ぬに死ねず、かといって気力もなく、ただ生きていた。
食べ物をとりに行く時以外はずっとただ座っていた。 そんな日が数日続いたある日、僕は信じられないものを見た。 それはぼくが食べ物をとりに行っているときのことだった。 いつものように少し路地裏に入った店で売れ残りの品をもらっているとき、表通りを一人の少女が歩いているのが見えた。 ぼくは急いで表通りに出てその人影を追いかけたが、結局は見失ってしまった。 顔を見ることは出来なかった。 だが、あれは確かに・・・確かにぼくの妹、エミリだった。 ぼくが見間違えるはずはない。 だが、不安にもなった・・・もしかしたら人違いかもしれないし、僕の欲求が見せたただの幻かもしれない。 だが幻にしてははっきりしていたし、人違いも考えにくかった。 ただ、一つだけはっきりしていることがある、妹は・・・死んだのだ。 僕はやっとそのことを受け入れていた。 死人が蘇ることなどあるはずがない。 僕は頭を振って思考を切り替え住処に足を向けた。 廃屋に帰った僕は驚くことになった。 帰ったその場所に妹がいたのだ。 「エミ・・・リ・・・」 ぼくは震える声で妹の名を呟いた。 「お帰り、お兄ちゃん」 エミリは笑顔で僕を出迎えた。 少し顔色は悪いが、調子自体はよさそうだ。 ぼくは目の前にある現実を信じていいのか戸惑った。 あの夜、エミリは確かに死んでいた。 それは確かなのだ。 なら、今目の前にある現実は何なのだろう。 「お前、あの時確かに・・・」 ぼくはエミリに問いかける。 「何のこと、お兄ちゃん?」 エミリが問いを返してくる。 ぼくはまだ戸惑っていた。 騙されるな、死人が蘇ってくるはずなどない という声に対して 受け入れてしまえ、そうすればエミリは帰ってくる 二つの声がせめぎ合う そして・・・ぼくは、エミリを抱きしめた。 「よかった・・・よかった・・・戻ってきて・・・くれたんだね、エミリ」 「お兄ちゃん、痛いよ」 エミリが身じろぎする ぼくの頬を熱い感覚が伝い、雫となって落ちる。 ぼくは暫くの間エミリを抱きしめて泣き続けた。 ![]() ↑一日一回ポチしてください ↑さらにこちらも一日一回……; ![]() ネット小説ランキング>異世界FTシリアス部門>「アンジェリカ」に投票 ↑ネット小説の人気投票です。投票していただけると励みになります。(月1回) ↑一ヶ月に一回こちらも。(あつかましい) 次へ ●第三節7 噂(うわさ) 前へ ●第三節5 麺麭(パン) トップページへ |
|
うおおおおおお!!!!!?????
エミリ生き返った!?んなわけない。 てっきり生き返らすために…という展開を予想したのですが大外れですね。 でもまた絶望的な別れがあるんでしょうね…アレン君、現実に目を背けず、強く生きてくれ!! そしてマシュウは出番少なすぎです。ジャンも出てこなくなりましたねー。 おお、さすが私の小説のノリをわかっていらっしゃるww
マシュウはまた少しの間出番ありません(ry ジャンはもう少ししたら出てくるかもw 銀蛇さん、こんばんは。
コメント、確かに拝見しました。御礼、大変遅くなり申し訳ないです。イチコさんは放っておいても大丈夫ですよ。きっとあの場所でじっとしてると思います☆ でもお気持、とてもありがたく頂戴致しました。 そんなことを言っていても、もし何かありましたら甘えさせて頂くやもしれませんが(笑) そのときはどうかよろしく、です。 死んだはずのエミリをホントに抱きしめることができたなんて――何かの化身だったりして☆ 次回あたり銀蛇様の筆がさらに冴えそうな予感です。 皆さんのイラスト、拝見させて頂きました。どうやったらあんなにサラサラとうまく描けるのか、不思議としか言いようがないです☆ わたしには逆立ちしてもムリです。 お上手な方ばかりですね。 御礼を兼ねて、少し長くなりました。おやすみなさい。 不幸な香りがします――っ!!
うれしさ反面、不吉なカンジ。 なんでも願いを叶えてくれちゃう「猿の手」のお話みたいに、あんなことやこんなこととか、起こりそう…。 エミリの記憶までなくなっているのがチョット気になります。 投稿作品を書いたらゆっくり読ませていただこうかと。
こちらこそよろしく、です。 エミリは帰って来ましたが…… イラスト michiさんもウィスペルさんも非常にうまいですねw エミリの空白の数日間に何が……
なんて思わせぶりなことを書いたりしてw アレンがすごく喜んでいるシーンなのにも関わらず不安を掻き立てられますね; 摂理から外れた事柄はその周りのすべてをゆがませます よね; えええええええ?!
そこはかとなく漂うダークな香りが続きを期待させます^^ ダークな展開になり……ます;
いい意味で期待を裏切れる展開の作品……だといいな; とりあえずご期待を! うわぁお、生き返ったww
絶対なんかある。怪しい、怪しすぎるぞおおおww 驚きっぱなしなんですが・・・!?
しんだんじゃなかったですかっっ?? 続きが気になりますよっっ あんなへぼい絵を載せて頂き、どうもですっっ 奇跡は螺旋パワーで発生するからきっとダークエミリーとして蘇った!(←ぱか)
「少年よ、ちみの不幸を我輩に売る事で利率5%から20%までの幸福を得られますぞ!」 セールス。セールス! 怪しさ大爆発ですねww
ふふふ、確かに私は手放しでこんな贈り物をするほどいい人ではありませんぞ(何 驚きっぱなしなんですが
>一エンターテイナーとしては最高の褒め言葉ですw これからもよろしく。 絵 >いやいや、うまいですよーww 本当にありがとうございました。 ああ、先週行ってなかった!
……すみません; 今週は行きます;; ぜひとも売りに行かなければ! 私が;(をぃ まさかのエミリ復活?
しかし必ず裏で何かがあるはず・・・ 覚悟しておきますw そう、裏が(ry
とりあえずここからの展開をおたのしみにw |
|
|
||
| 管理者だけに閲覧 | ||
|
|
||
| Home |
|
| 銀蛇の巣 |
|









