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2008-03-08 Sat 17:30
「・・・やっぱりこういうことになってたな・・・」
ジャンが言ってため息をつく。 「何が、どうなってるんだ・・・わけがわからない」 ぼくは正直に今の心境を口に出した。 「今日な・・・お前が家を空けてすぐ後にエミリちゃんのところに数人の男が押しかけたらしい・・・理由はお前も分かってるだろ、エミリちゃんが生き返ったってのを真に受けた馬鹿な連中だ・・・いちゃもんがついてる奴になら何してもいいって手合いのな・・・」 ぼくは、ジャンの言葉をただ聴いていた。 「だが、その男たちが帰ってこなかったんだ・・・お前の住処にそいつらが入っていくのを見たという奴もいたが、それっきり・・・誰もそいつらの姿を見てない」 「そんな・・・」 ぼくは思わず声を上げた。 人が数人ぼくの住処で消えてしまったとでもいうのか・・・ 何よりエミリは何もなかったといっていた。 「・・・実のところお前の処には何回かそんな馬鹿共が押しかけていたらしいんだが、その度に失踪者が出てるらしい・・・噂の中にはエミリちゃんが押しかけた奴らを喰ったなんてやつもある・・・勿論エミリちゃんがそんなことが出来るとは思っちゃいない、でも、考えてみろよ、エミリちゃんには死んで生き返ってきたっていう噂が立ってるし、その上にこんな噂まで出れば話の上では立派な化け物だ・・・それに実際その失踪した奴等はいまだに行方不明だって話しだし・・・」 語尾になってジャンの声のトーンが下がる。 「でも・・・」 「分かってる、死人が生き返らないことも、大の男が消えちまうことも、ましてや喰われるなんてこともないことは・・・でも実際お前たち兄妹は今皆から追い回されてる」 ジャンは目を逸らしたい現実をぼくに再認識させる。 「もう、お前らはここを出るしかない・・・」 「そんな・・・」 ここを出てどこへ行けというのだ、ぼくは途方にくれた。 僕のいた村から近いこの街に来るだけでもかなりの決心と苦労が要った。 「安心しろよ、オレも一緒についてってやる」 友人の申し出にぼくは少しの間言葉を失う。 「・・・・・・・・・な・・・そ、そんなのダメだ、今すぐぼくたちがここを出て行くよ、そうすれば・・・」 「残念だけど、オレは困ってるダチを見捨てられるほど堕ちてねぇよ、それに・・・そろそろ仕事から足を洗いたいと思ってたんだ・・・」 ジャンは思いつめた顔をして僕を見つめ 「オレな・・・掃除屋やってるんだ」 「掃除屋って……なんだ、普通の仕事じゃないか」 ぼくは少しほっとする。 ジャンは清掃活動をして生活していたんだと思った。 ぼくの言葉にジャンは苦笑し 「掃除するのはゴミじゃなくて、人間だけどな……掃除屋ってのはこっちの筋の言葉だと暗殺者のことだよ・・・大人はオレのことガキだと見くびって油断するんだ」 ジャンは懐からナイフを取り出し 「そこをこいつでひと刺し・・・それで人は死ぬんだよ・・・こう見えてかなりできるんだぜ、やろうとおもえば大人とだって正面からやりあえる・・・投げナイフの腕だってかなりのもんなんだ・・・オレがこの辺で顔が利くのは、みんなそれを知ってるからだ」 ジャンは悲しげに笑った。 「でも・・・」 ぼくはもう一度ジャンをとめる言葉を口に出そうとする。 「でももくそもねぇ!、それにな・・・」 ジャンは言って一瞬エミリを見る 「いや、なんでもない・・・止めたってついてくからな、いいな」 ジャンは強引に押し切ってくる。 「・・・わかったよ・・・」 ぼくは自分でも驚くほどにあっさりとそれを認めてしまった。 気付いてしまったのだ・・・ジャンが、妹を、エミリを好きなことに・・・ ジャンならエミリを幸せにしてくれる……そう思った。 ぼくはそれを少し寂しく思うとともに、自分が死んでも妹を託すことが出来る人間が出来たことがうれしくもあった。 いざとなれば、ぼくが囮になってでも二人を逃がせばいいのだ。 そうすれば、妹は生きられる・・・生きていればいつか幸せになれる・・・ 「・・・三人でここを出よう」 ぼくは覚悟を決めた。 ![]() ↑一日一回ポチしてください ↑さらにこちらも一日一回……; ![]() ネット小説ランキング>異世界FTシリアス部門>「アンジェリカ」に投票 ↑ネット小説の人気投票です。投票していただけると励みになります。(月1回) ↑一ヶ月に一回こちらも。(あつかましい) 次へ●第三節11 逃走(とうそう)new 前へ●第三節9 重み(おもみ)new トップページへ |
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ヤヴァイ!!ジャンが格好良すぎます!!!
それにしても…ジャンも気付いているんではないんでしょうか?アレンはいつまで目を背けているのでしょうか? そしてマシュウは… さて、連続で次を読みます♪ は、早い;
まだ編集中;; いつもありがとうございます。 ジャンはかっこええですw ぜひ目を通していってくださいww ジャン、かっこいいですね。
アレンも、かっこいいぞ。 でも、いさわは、 「俺の妹と付き合うなら、まず、俺と交換日記だ!」 …なーんて、言ってくれるお兄ちゃんにも憧れます。 ジャンはいいやつです(え
好きでやってるわけじゃないですから。 交換日記ですかぁ、したことないですねぇ 「妹と付き合いたいなら俺の屍を越えていけ」 というお兄ちゃんは如何でしょうか(をぃ |
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