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アンジェリカ 第二節5 異変(いへん)
2007-09-29 Sat 22:13
「遅いな……父さん……」

 家に帰った僕は父の帰りを待っていた。

 もう日も暮れる頃だというのにまだ帰ってこない。

 こんな状況では勉強にも手がつかず、僕はただ窓の外を見ていた。

(……迎えに行こう)

 僕はそう思って立ち上がり、一階に降りると、父は既に帰っていた。

 だが何か様子がおかしい。

 僕のことにも気がついていないようで、いすに座ってテーブルに両肘をついて手を組み何かブツブツと独り言を呟いている。

「父さん?」

「…………………………」

 僕が呼びかけても父は反応を見せない。

「父さん」

「!!」

 僕は言って父の肩をぽんと叩くと、父は飛び上がるほどの反応を見せる。

 その顔色は、蒼白だった。

「あ……ウ……ウェインか、どうした?」

「どうした、じゃないよ……帰ってるなら何か一言いってよ、心配したよ……」

「ああ、すまん」

 父は素直に謝る。

「それにどうしたの、独り言を言ってたみたいだけど・・・顔色も悪いよ」

「あ、ああ……少し疲れているようだ、今日はもう休むとしよう」

 父は言って立ち上がる

「本当に大丈夫なの、病院に行ったほうがいいんじゃ……」

「大丈夫だ、一晩寝れば直るさ」

 父は弱弱しく微笑んで自分の部屋に戻っていった。

 僕は、一つため息をつき

「僕も、疲れてるみたいだな……早めに寝よう……」

 僕は呟いて二階の部屋に戻りその日はそのまま眠りについた。
 



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この記事のコメント
うう~ん、どうなるのかなー?まだわからないな…。
お父さんが、娘を生き返らせるー!とかいって、おかしくなったり…?どうだろう…?

気になるのでもうちょっと読みますね。
2007-11-04 Sun 00:12 | URL | Michi #goVLvfsE[ 内容変更] | top↑
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